エンジン筒内の燃焼計算

エンジンを描いてみたら燃焼をさせてみたくなるのが自然な流れである. という訳で今回は, オープンソースの数値シミュレーション開発用プラットフォームであるOpenFOAM^[1](以前から触ってみたかった)を用いて燃焼計算を行ってみた.
使用したXiEngineFoamではバルブの開閉が表現されないため, 吸気・排気工程の計算は出来ないようである. 更に, メッシュがリファインされず伸縮するのみとなっているため, 条件によっては計算安定性に影響すると思われる.

このチュートリアルガイド^[2]を見る限り, 通常の用途であれば大抵何でもできそうである. 弊社に於いては, 太陽光の架台にかかる力や災害時の雨水の流れの可視化等の他, 家具やインテリアのCAEによる設計等にも有効であると思う.
しかしながら, 商用CFDソフトウェア導入時の金銭的コストと, OpenFOAMを活用できるようになるまでの時間的コストを比較した時に, どちらに軍配が挙がるかは微妙なところである.
次回以降OpenFOAMを扱う場合はチュートリアルケースを紹介し, その用途を探っていこうと思う.

Ref.
[1] : https://www.openfoam.com/
[2] : https://www.openfoam.com/documentation/tutorial-guide/